【Prologue】
2006/08/11 Fri
君の翼が乾くまで、
ぼくはずっと待っている。
君の居場所が見つからないのならば、
僕が君に空をあげる。
裏切りや嘘や悲しみに、
生きる術を見失ったのならば、
僕の目をあげる。
再び君に光が降り注ぐように、
固く閉じた大きな目に、
再び僕が映し出されるように、
待っている。
複雑な世界に
君の小さな胸が押しつぶされそうになっても、
生きる道はひとつだけなんだ。
誰にも邪魔できない、
君の人生は君だけのものなんだ。
殻を閉じた君に見える世界は、
今まで見えた世界と違っただろうか。
君が見てきた輝く世界と
君が生きてく見えない世界と、
僕が見守る君の世界が、
ささやかでも、
愛に満たされた世界であるよう...
