もりの華 -hanalog-

いつでも最高の自分でいられるように!
【Books -人が集まる!行列ができる !講座、イベントの作り方-】

今日は新書(企画)です。



『人が集まる!行列ができる !講座、イベントの作り方』

   牟田静香(講談社+α新書 2007年) 







牟田静香
(NPO 法人男女共同参画おおた)

元客室乗務員。

NPO法人男女共同参画おおた理事。
03 年4月から講座の企画・運営に携わる。
1年目に企画した講座のほとんどが定員割れだったため、
なぜ講座に人が集まらないのかを徹底的に分析し、
新たな発想でのぞんだ結果、
04年度から企画した講座のほとんどが定員オーバーとなり
平均応募倍率は3.3倍に。

−−−−−−−

プランナーとして、
エージェンシーとして、

勉強しようと思い手に取りました。




これ、元客室乗務員の著者が、
結婚を機に退職、仕事への未練を断ち切れないときに
大田区のボランティアとして始めたことらしいです。


全くの初心者。



専門家の書いた小難しい書籍と違って、
実践的でとてもわかりやすい。

実際に作られたチラシを参考に、
(といっても、自治体なのでお金のかかっていないもの)
どのくらい人が集まったか、
改善するとどのくらいになったかなど、
読んでいても楽しい。


また、ネーミングの章は「なるほど」と
思わせてくれることがたくさん!

講座後のアンケート調査の生かし方など、
すぐに役に立ちそうなものが多く、
素人の本だと思わずに、手に取って欲しい!

お勧めです。




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【Books -16歳の選択-】

今日はエッセイ(留学記)です。



『16歳の選択
  英語の苦手な女の子が飛び込んだアメリカ留学』

   石黒加奈(宝島社 2006年) 








石黒 加奈

1974年山梨県生まれ。
90年単身で渡米。

97年ニューヨークのコロンビア大学比較文学部卒業。

ジャパンタイムズに入社後、電子メディア室に配属。
英字新聞The Japan Timesの学芸欄に記事を書く一方、
03年より電子メディア室長を務める。
同じくジャパンタイムズ発行のバイリンガル英語学習紙『週刊ST』に
留学体験記を連載。
電子メディア局長を経て06年に独立、
本格的に執筆活動をスタートさせる。

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

−−−−−−−


[出版社 / 著者からの内容紹介]

田舎に育った世間知らずの16歳がひとりでアメリカに留学。
ただがむしゃらに、強がって生きていた高校時代。
寂しい気持ちを根底に持ちながらも、
素晴らしい出会いや喜びのあった7年間の留学体験を綴る。



−−−−

こういう本、好きです。


この世の中、

頑張ることがかっこ悪かったり、
がむしゃらに生きていくことは生き辛かったり

でもそこでもがきながらも、
悩みながらも前に進んでいくこと。


なんだか、

「一人じゃない」

って思える気がしませんか?




この著作は、彼女が留学先で出会った人々との関わりについてが
大部分を占めています。


正義感の強い彼女が、

「友だちを助けたい、苦しみから救いたい」

と思いながら、周りの人々と関わっていくところは
私の性格にも似ていて、親近感が沸きました。



−−−−

「どんなに代わってあげたくても、
 代わってあげられないことが世の中にはたくさんある。
 それを乗り越えて生きていかなければならない。」

          (p102)



「それは、みんなのことを心配しているからだよ。
 あなた自身はどうしたいの?」

          (p215)


”To fill a gap insert thr thing thst csused it -
block it up with other - and twill yawn the more”

(割れ目を埋めるには、それを作った原因になったもので埋めないとだめ。
 他のもので埋めようとしたら、溝は深まるだけ。)  
            (p236)






留学の本ならこちらもかなりお勧め↓
『あの娘は英語がしゃべれない!』(安藤優子)



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【Books -細川ガラシャ夫人-】

今日は歴史小説です。



『細川ガラシャ夫人 上・下巻』

   三浦綾子(新潮社 1986年) 













三浦綾子

北海道旭川市生まれ。
1922年〜1999年。

13年間の療養生活中に洗礼を受け、1959年に結婚。
1964年、朝日新聞の懸賞小説に『氷点』で入選し、
作家生活に入る。
キリスト者のまなざしで「愛とはなにか」を問い続けた。


−−−−−−−


[出版社 / 著者からの内容紹介]

(上巻)
明智光秀の娘として何不自由なく育てられた玉子は、
16になった時、織田信長の命令で細川忠興のもとに嫁ぐこととなった。
女性が男性の所有物でしかなく、
政略の道具として使われた時代に、
玉子は真の人間らしい生き方を求めて行く…。

実の親子も殺し合う戦国の世にあって、
愛と信仰に殉じた細川ガラシャ夫人。
その清らかにして熾烈な悲劇の生涯を浮き彫りにした著者初の歴史小説。


(下巻)
暴君信長のむごい仕打ちに耐えかね、
ついに明智光秀は織田家に叛旗をひるがえした。
しかしその天下はあまりにも短く、
玉子は逆臣の娘として苦難の日々を過ごすことになった。
父母一族は亡び、夫や子とも引き裂かれた玉子は、
秀吉のキリシタン弾圧の中、洗礼を受けることを決意する…。

強者の論理が支配する時代に、
命をかけて信念を貫いた細川ガラシャの生涯を描く感動の歴史ロマン。




−−−−

Aーちゃんと再会した去年の10月。

確か、その頃に薦められた本です。



でも、歴史小説があまり好きではない私は
Aーちゃんお薦めとはいえ、
なかなか手にとることができませんでした・・・。


−−−−

けれど・・・



ぼろぼろと泣きながら一気に読みました。





戦国の世に生まれながら、
人間らしく生きることに意味や、
信仰の尊さを考え続けた人。


一族を守るためなら、
血のつながった家族や子供をも殺さなければならない、
女性は男性の政略の道具でしかない・・

それが当たり前だと信じている人々の中で、
最後まで愛と信念を貫いていくガラシャ夫人の生き様は
現代の私たちにも
深い、深い感動を与えてくれます。


今の時代に、ガラシャ夫人が生きていたならば・・・。

そう考えずにはいられませんでした。

彼女が望む世の中はどのようなものだったのでしょう・・・。






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【Books -破裂-】

今日は小説(医療)です。



『破裂』

    久坂部 羊(幻冬舎 2004 年)
         










久坂部 羊

医師・作家。

1955年、大阪府生まれ。
大阪大学医学部卒業。

2003年、小説『廃用身』でデビュー。
第2作『破裂』が平成版『白い巨塔』と絶賛され、
10万部を超えるベストセラーとなる。

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)








[内容紹介]

医者の診断ミスで妻を傷つけられた元新聞記者の松野は、
“医療過誤”をテーマにしたノンフィクション執筆を思いつく。
大学病院の医局に勤務する若き麻酔科医・江崎の協力を得て、
医師たちの過去の失敗“痛恨の症例”や被害患者の取材を開始した。

その過程で、「父は手術の失敗で死んだのではないか」と疑念を抱く
美貌の人妻・枝利子が、医学部のエリート助教授・香村を相手に裁判を起こす。
が、病院内外の圧力により裁判は難航。

その裏で医療を国で統制しようと目論む
“厚生労働省のマキャベリ”佐久間が香村に接触を始める…。

枝利子の裁判の行方は?

権力に翻弄される江崎と松野の運命は?

そして佐久間の企図する「プロジェクト天寿」とは?

大学病院の実態を克明に描き、
来る日本老人社会の究極の解決法まで提示する、
医療ミステリーの傑作。





−−−−

とにかく、

「おもしろい!」

の一言です。



久坂部医師の小説デビュー作である『廃用身』も、
フィクションなのか、ノンフィクションなのか、
不思議な感覚に襲われる衝撃。





『廃用身』から引き続き、”高齢者医療”をテーマにしています。

そこから繰り広げられる、
大学病院の権力争い、厚労省や医師会の関係、
医療裁判、内部告発、暗殺、薬物中毒・・・


2段組で450ページの長編ながら、
この世界に引き込まれていきます。



本作品は、平成版『白い巨塔』と言われていますが、
大学病院内部から、まさしく、
現在全て国民の問題となっている”高齢者医療”、
”安楽死問題”とセンセーショナルな話題が続く・・・。


内容については深く触れませんが、
とにかく、読んで損はない1冊!



ちなみに、国と医療の関係や、医学的なところでも勉強になるかな。



−−−−

他の久坂部医師の本。


『日本人の死に時』(久坂部 羊・新書)

『大学病院の裏は墓場』(久坂部 羊・新書)

『廃用身』(久坂部 羊・小説)



−−−−




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【Books -似合う服がみつからない!-】

今日はエッセイです。



『似合う服がみつからない! 』

    安藤 優子(集英社be文庫 2004年)
         





久坂部 羊



安藤 優子

1958年生まれ。
上智大学外国語学部比較文化学科在学中(現・比較文化学部)より
テレビ朝日の報道番組にキャスターおよびリポーターとして、
ニュース取材に携わる。
初めての報道番組「今、世界は」(テレビ朝日系)では
“連帯”発足当時のポーランドを取材。
「写真の中のベトナム戦争」で民放連賞を、
「ニュースステーション」(同)のフィリピン報道で
ギャラクシー賞個人奨励賞を受賞。
現在「スーパーニュース」(フジテレビ系)のメインキャスター
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)






[内容紹介]

ある日、若い女性のスタイルを見て私は嫉妬した!

雑誌「メイプル」で大好評の連載が1冊の本になりました。
若い頃とは違う自分の気持ちと体型にぴったりの服は必ずみつかる!! 
自信こそポイントというアンドーは今日もニュースの現場に立っています。




はっきりいって、
この本に出てくる服や小物は、
超高級ブランドのものが多数です(^^;

なので、ブランドを真似することはできないです。



安藤さんの本は語り口調のようで、テンポが良く、
楽しんで読めるので、元気が出ます!

そういう点だったり、
年を重ねてから気がついたおしゃれの楽しさは
とても伝わってきます。


誰しも、年齢には勝てないもの!

その年代、年代で、
一番輝いていられるおしゃれと努力をしたいものです。






★安藤さんの本ではこちらがかなりお勧め↓
『あの娘は英語がしゃべれない!』(安藤優子)








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【医者は、三人殺して初めて、一人前になる。】

すごいコピーです。



今読んでいる本が衝撃的過ぎるのです・・・




『破裂』

    久坂部 羊(幻冬舎 2004年)
         




かなりの長編なので5日間くらいかかりそうだけど、
読み始めたらやめたくなくなる。

久坂部医師の本にはまっています。

後日レビューします。






久坂部 羊

医師・作家。

1955年、大阪府生まれ。
大阪大学医学部卒業。

2003年、小説『廃用身』でデビュー。
第2作『破裂』が平成版『白い巨塔』と絶賛され、
10万部を超えるベストセラーとなる。

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)










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【Books -日本人の死に時-】

今日は新書(医療)です。



『日本人の死に時
   そんなに長生きしたいですか』

    久坂部 羊(幻冬舎新書 2007年)
         







久坂部 羊

医師・作家。

1955年、大阪府生まれ。
大阪大学医学部卒業。

2003年、小説『廃用身』でデビュー。
第2作『破裂』が平成版『白い巨塔』と絶賛され、
10万部を超えるベストセラーとなる。

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)








[内容紹介]

何歳まで生きれば”ほどほど”に生きたことになるのか?
長寿をもてはやし抗加齢に踊る一方で、
日本人は平均で男6.1年、女7.6年の寝たきり生活を送る。
多くの人にとって長生きは苦しい。
人の寿命は不公平である。
だが、「寿命を大切に生きる」ことは単なる長寿とはちがうはずだ。
どうすれば満足な死を得られるか。
元気なうちにさがしておく「死ぬのにうってつけの時」とは何か。
数々の老人の死を看取ってきた現役医師による”死に時”のすすめ。




−−−−

穏やかに死んでいくことは、
誰もが望むことだろう。

しかし、医学の発展によってもたらされる
「死にたいのに死ねない」ことや
「死なせたいのに死なせられない」状況が
多く生まれていることも事実である。



がんによる死亡者は今では2人に1人といわれるほどになっています。

私は壮絶な死というものを何度かみてきました。



「助けられないなら、楽にしてあげて!」

と叫びたい瞬間が何度あったことでしょう。





自然な死というものができなくなりつつある中で、
自分の死について、考えることは
今を大切に生きることにもつながると思うのです。



平均寿命と健康寿命は違います。


  ※健康寿命 男性:72.3歳 女性:77.7歳
   平均寿命 男性:78.4歳 女性:85.3歳
    (世界保健報告2003年)

   その差は、男性で6.1年、女性で7.6年



昔ならば、健康寿命が終われば自然に死を迎えられた。





久坂部医師は


「文明は進むばかりが能ではありません。

 人間を幸せにしないのなら、ある部分を棄てることも、

 また文明の知恵であるはずです」


とおっしゃっています。





死を遠いものだと考えることは、
人生を無駄にするきっかけになってしまうかもしれません。


寿命を60歳とするならば、30歳の人であと30年。



何をして生きますか?




−−−−

他の久坂部医師の本。


『大学病院の裏は墓場』(久坂部 羊)


『廃用身』(久坂部 羊)



−−−−




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【Books -女性のすなおさ120章-】

今日は自己啓発です。


『女性のすなおさ 120章』

   堀 寿子 (立風書房 1978年)
        (角川文庫 1983年)











堀さんの女性シリーズです。
かなり古い本で、全て絶版になっているので、
amazonのマーケットプレイスなどで購入してね。


今回の『女性のすなおさ120章』でシリーズ全てを読み終わりました。




『女性のやさしさ120章』
↑こちらは人生のバイブルになるくらい素敵な本です。
 一度は読んでほしい1冊



『女性のしあわせ120章』
↑少し期待はずれでした・・・



『女性のかしこさ120章』
↑こちらも素敵です




女性として、いつも魅力的でありたいと思う。
周りの人に温かい空気を届けられるような、
やさしい女性でありたいと思う。


それは、つよさやかしこさを兼ね備え、
一人でもたくましく生きられる力を持っていなければなりません。





この著作では、


「女性のすなおさとは、早春のきびしい風にもまれながらも、

 裡にたくましく生きる力を秘めている草の茎のようなもので、

 ほんとうの主体性とかしこさをあわせ持ってこそはじめて発揮できる

 人間的魅力なのです。」


と言われています。





すなおに感動できる心、

敏感に感じられる心、

感受性、


そんな心を持ち続けられる女性でありたいと思う。




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【Books -適当論-】

今日は新書です。



『適当論』

    高田 純次(ソフトバンク新書 2006年)









高田 純次

1947年東京都生まれ。
1971年に自由劇場の舞台を見て俳優を志し入団。
同じ研究生仲間だったイッセー尾形と劇団を結成するも半年で解散。
サラリーマン生活をはさみ、
1977年東京乾電池に入団、再び劇団活動を始める。

現在は、テレビ、ラジオ、映画で活躍。

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)








[内容紹介]

発言の「適当さ」「無責任さ」が魅力となり、
一般視聴者はもちろん、
各界の著名人にもファンの多い高田純次。

なぜ人々は彼に憧れるのか?
どうすれば「適当」でも愛されるのか?
彼の発言や半生から、彼の思考をトレースし、
また、精神科医である和田秀樹氏による分析も加えた、
適当かつ楽しく生きる方法を学ぶ、本当の意味での“生き方上手”。







−−−−

高田純次さんが書いた本だと思うと、
がっかりします・・・。



「高田純次とは?」
というテーマで他者がまとめた本という感じに仕上がっていますね。


もっと彼なりの適当論を語ってほしかったのですが、
結局は他者が評価した高田純次と、
勝手に分析を加えた1冊になっているような気がします。



まあ、でも適当に生きるってことは
結構おもしろいんだってことは伝わってきますけどね。



もう一つ、深みがほしいです。





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【Books -廃用身-】

今日は小説(医療)です。



『廃用身』

    久坂部 羊(幻冬舎 2003年)
         (幻冬舎文庫 2005年)







久坂部 羊

医師・作家。

1955年、大阪府生まれ。
大阪大学医学部卒業。
2003年、小説『廃用身』でデビュー

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)








[内容紹介]

「廃用身」とは、脳梗塞などの麻痺で動かなくなり、
しかも回復の見込みのない手足のことをいう医学用語である。

医師・漆原糾は、神戸で老人医療にあたっていた。
心身ともに不自由な生活を送る老人たちと日々、接する彼は、
“より良い介護とは何か”をいつも思い悩みながら、
やがて画期的な療法「Aケア」を思いつく。
漆原が医学的な効果を信じて老人患者に勧めるそれは、
動かなくなった廃用身を切断(Amputation)するものだった。
患者たちの同意を得て、つぎつぎに実践する漆原。
が、やがてそれをマスコミがかぎつけ、
当然、残酷でスキャンダラスな「老人虐待の大事件」と報道する。

はたして漆原は悪魔なのか?
それとも医療と老人と介護者に福音をもたらす奇跡の使者なのか?

人間の誠実と残酷、理性と醜悪、情熱と逸脱を、
迫真のリアリティで描き切った超問題作。






−−−−

久坂部医師の本です。


『大学病院の裏は墓場』(久坂部 羊)



−−−−


期待を裏切りませんでした。


医師の書く小説・・・。

文章に魅力があるのかどうか、疑問ですよね。







こちらの著作は、かなり読み応えがあります。


ノンフィクションではないのに、
ノンフィクションであるかのような錯覚に陥ります。



−−−−


これがノンフィクションであるならば、
私はここで老人介護について色々と述べるのでしょう。

しかし、これはあくまでもフィクションなのです。


フィクションであり、
未来予想図的な位置づけの著作でもありますね。



そして、読者を引き込む文章能力の高さと、
読者を裏切る手法には脱帽でした。



吐き気を催すほどグロテスクな表現もあります。
読者に想像させる、言葉の使い方は天才的です。



老人介護という大きな問題への警鐘として受け取るもよし、
SF近未来小説の一種として受け取るもよし、

とにかく引き込まれることは間違いありません。






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【Books -生きているからこそ-】

今日は講演録です。






絵門 ゆう子

1957(昭和32)年、東京生れ。
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業後、
NHKにアナウンサーとして入局。
「NHKニュースワイド」ほかを担当後フリーとなり、
キャスターや女優としても活躍した。

講演、朗読コンサートなどを通じ、
がん患者への情報提供や心のサポートを積極的に展開。

2006(平成 18)年4月3日、逝去




石川 文洋

1938年沖縄県那覇市生まれ。
毎日映画社、香港のスタジオ勤務後、
1965年1月~1968年12月、戦場カメラマンとしてベトナム滞在。

1969~1984年、朝日新聞社出版局カメラマン。
1984年よりフリーカメラマン。



浜辺 祐一

1957年兵庫県生。

1981年東京大学医学部卒。
東大病院救急部を経て国立水戸病院外科に勤務。
1985年救命救急センター開設と同時に、都立墨東病院へ。
現在、救命救急センター部長。
専門は救急、外傷外科。








[内容紹介]

人間にとって最も大切なものでありながら、
日常の中であまり語られることのない「命の大切さ」について、
日々、命と真正面から向き合っている
絵門さん、浜辺さん、石川さんが語る。

大切な人に、この感動を伝えてください…。


[目次]

命の尊厳を見つめるということ(絵門ゆう子)
  ・命ってなんだろう 
  ・まゆちゃんが教えてくれたこと
  ・『うさぎのユック』の結末を変えた理由 ほか

「生」と「死」の最前線からの報告(浜辺祐一)
  ・救命救急センターについて
  ・四〇パーセントという数字
  ・延命の延長線上にある救命 ほか

私が見た戦争と平和(石川文洋)
  ・犠牲になるのは「子どもの命」
  ・戦争の真実が伝えられていない
  ・写真は戦争の実態を伝えてきたか ほか




−−−−

「命の大切さ」について、
どのくらい考えたことがありますか?


身近な人の「死」であったり、「生」であったり・・・

そして、自分にふりかかるものであったり・・・




この本は3人の全く立場の違う方が話す、
「命」のこと、講演をまとめたものです。


語られる内容も、語り口も違いますが、
伝えたいことは同じ。


「生きていること」がどんなにすばらしく、
素敵なことであるのか、ということ。





”自分のことと同じように、他人のことが大切に思えるようになる”


優しい、絵本のような1冊です。




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【Books -大学病院のウラは墓場-】

今日は医療(新書)です。



『大学病院のウラは墓場
     医学部が患者を殺す』

    久坂部 羊(幻冬舎新書 2006年)








久坂部 羊

医師・作家。

1955年、大阪府生まれ。
大阪大学医学部卒業。
2003年、小説『廃用身』でデビュー

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)








[内容紹介]

心臓外科医が患者を四人連続死なせたがそれを「
トレーニング」とうそぶいた(東京医大)、

未熟な医師がマニュアルを見ながらの内視鏡手術で
死なせた(慈恵医大青戸)、

人工心肺の操作ミスで死なせたあと
カルテを改竄(東京女子医大)…

なぜ医療の最高峰ともいうべき大学病院は事故を繰り返し、
患者の期待に応えられないのか。
その驚くべき実態と医師たちのホンネに迫り、
医者と患者の間に立ちはだかる本質的な壁を浮き彫りにした。






−−−−

久坂部医師の本は読んでみたいなと思っていました。

まずは、小説を・・・と思ったのですが、
初の新書ということで、
こちらを先に読むことに。



−−−−

『白い巨塔』というドラマがありましたよね。

まさしく、それを地でいく内容・・・








ばかりでは決してありません!











タイトルは衝撃的ですが、
単なる大学医学部の告発本でもなく、
批判でもないものです。



医療の世界に携わるようになっても、
入り口にたっているだけ、
何もわかりません。


そんな私たちが一番目にするのは、
日々書かれる週刊誌の記事や、
視聴率稼ぎのセンセーショナルな言葉の踊るテレビ番組。



マスコミの力が大きいことは言わずもがなで、
言葉の操作、映像の操作、
なんでも簡単にできてしまいます。


そんなマスコミ、実際に医療現場にいる方々、私たち、
そんなそれぞれの理解の乖離が浮き彫りにされています。


私は大学病院に行きたいとは決して思わないのですが、
それはやはり、

「研究」と「臨床」は違うと思っているから。

漠然と思っていたこの理由は
大学病院に勤める医師や看護師の言葉を聴くたびに、
間違いないと確信しています・・・。



しかし、一般病院の医師も、大学病院の医師も、
臨床に力を入れることも、研究に力を注ぐことも、
最終的には

”患者のため”でなければならない。

自分の地位や名誉のためであってはならない。
ほしくない。




問題としてよく取り上げられる医局制度や
新研修医臨床研修制度についても述べられています。



過激な表現もありますが、
読んでほしい1冊ですね。


物事は片面からでは決して理解できません・・。






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【Books -英語は逆から学べ!-】

今日は英語関連です。



『英語は逆から学べ!』

   苫米地英人
    (フォレスト出版 2008年)









苫米地英人

曾祖父はラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の
同僚であったことでも有名な英文学者の佐久間信恭で、
明治42年に出版された当時の代表的な和英辞典である
『和英大辞林』の共編者。

また、祖父の苫米地英俊は長い間
日本中の大学の教科書にもなっていた
『商業英語通信軌範』の著者で、
英語教育の家系に生まれた脳機能学者。

1959年東京都生まれ。
脳機能学者・計算言語学者。
イェール大学認知科学研究所、同人工知能研究所、
カーネギーメロン大学計算機科学部研究員、同哲学科研究員、
徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所長、
通商産業省情報処理振興審議会専門委員等歴任。
中国南開大学客座教授、全日本気功師会理事。
カーネギーメロン大学博士(Ph.D.)。


苫米地英人 Official Website








[内容紹介]

苫米地博士が最新の脳科学の成果を基にしたのが、
本書で紹介する外国語勉強法です!

苫米地博士は、

「日本の英語教育は脳の仕組みと逆のことをしている」

「8〜13歳までと言われる言語のクリティカルエイジ
 (脳の学習限界年齢)を克服する勉強法でないと
 話せるようにならない」

という「日本人が英語が苦手な理由」から、
最新の脳科学により実証された「外国語勉強法」を開発!
TOEIC、TOEFL、大学受験にも使えます!

この方法は短期間で外国語を習得する必要のある
「スパイ教育」と似ていることもわかっています!

だから、限りなく短期間で英語をマスターできるのです!

しかも、英語力ゼロからでも、

「文法ルールなどを暗記せずに英語を話せるようになる」

のです!

つまり、ネイティブの「耳」と「口」が手に入る!

もちろん、すでに英語教材、英会話学校などで
勉強している人なら、すぐに「聞ける」「話せる」
ようになります。

具体的には・・・




−−−−

ネイティブが学んできたように、
英語を学びましょう、


っていうような本は至る所に溢れていますよね。



この本はその、脳のメカニズムの説明が3分の2以上を占めています。


リラックスできるCDもついているのですが、
それがなかなかいいです♪

どうも、ディスカバリーチャンネルなどでも放送された、
特殊音源らしいのですが、
ほんとに頭がすっきりして、
クラシック音楽のような・・・。

いいです^^



英語学習のハウツーに関しては、
最後の章に少し述べられているだけですが、

英語学習のパラダイムシフトとして、

1冊いかがですか?


考え方がかわるかな。


がんばろうー★





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【Books -自殺って言えなかった-】

今日は自死遺児による文集です。



『自殺って言えなかった』

   自死遺児編集委員会・あしなが育英会
    (サンマーク出版 2002年)
    (サンマーク文庫 2005年)








あしなが育英会

〜あしなが育英会とは〜

あしなが育英会の「遺児と共に歩む」運動は、
1967年に始まりました。
名も明かさず、そっと遺児を支え続けるアメリカの小説
『あしながおじさん』(ジーン・ウェブスター著)。
物語そのままに、遺児を思い、共感くださった
「あしながさん」の無償の愛で、
6万人以上の遺児が進学の夢をかなえ、
「感謝」と共に力強く社会に巣立っていきました。


遺児にとって、「進学支援」と「心の支援」は、
遺児自らの「自助・自立」に必要でありますが、
この日本の長く続いた大不況で、
進学できず、就職できずの遺児が急激に増えております。
遺族たちの「せめて高校進学だけは」の強い願いを受け止め、
私たちは、微力ながら、社会に向かって代弁し、
運動し続けてまいりました。
しかし、前途は多難です。


私たちは、遺児たち一人ひとりが、
「暖かい心」「広い視野」「行動力」、
そして「国際性」を兼ね備え、
広く社会に貢献できるような人間に育ってほしいと切に願っています。

阪神大震災遺児の「恩返し」の思いから始まった
「国際的な遺児の連帯」(国遺連)活動も、
エイズ遺児やテロ戦争遺児やインド洋津波遺児を支援する
国際交流会へと広がってきました。


遺児たちの奨学金や
心のケアサポートプログラムなどの私たちの活動は、
すべて個人の方々が中心のご寄付によって運営されています。
社会全体で遺児問題を考え、動く。
地球規模でそういう社会創造を目指し、
私たちは、遺児と共に歩んで行きます。


「遺児が連帯と共生できる社会」へ、
ご共感とご支援ください。


あしなが育英会 Official Website より








[内容紹介]

「もう逃げない。堂々と生きていきたい!」
自殺で親を失った子どもたちが胸の内を綴る手記集。
あしなが育英会から奨学金を受けている大学生、
専門学校生で組織する自死遺児編集委員会が、
自分たちの「思い」をまとめた。





[目次]

●学生たちの体験

ずっと、生きていてほしかった。
(ぼくは父のサインを受けとめられなかった
 (ナオユキ・二十歳(大学二年生))

父の死があったからこそ今の自分がいる
 (ケンジ・二十二歳(大学四年生))

父のためにも精いっぱい生きていきたい
 (松村千晶・二十一歳(大学三年生)) ほか)


●自死遺児たちの文集を読んで

ボールを投げてくれて、ありがとう。
 (やっと出会えた(カズミ(三十五歳))

あなたのことを考えています
 (チグサ(二十八歳))

何も恥じることはありません
 (カオル(六十歳)) ほか)


●妻と子どもの思い

いつまでも、忘れられない。
 (お父さんへ(ショウ(十歳・小学校四年生))

もし、父が生きていたら…
 (ヨシアキ(十四歳・中学二年生))

この一年の思い
 (トオル(十五歳・中学三年生)) ほか)


●座談会
 たくさんの壁を乗り越えて






−−−−

日本における自殺者数は年々増加の一途をたどり、
今では3万人を超える。

自死(自殺)遺児は交通事故遺児の3倍にものぼるという。



自死遺児の痛みは
経験したものにしかわからないのであろうか。


それならば、私には彼らを癒すことも
共感することもできない。


しかし、自殺について考えること、
遺された家族や子供たちについて考えることは、
始めの一歩として、
踏み出さなければならない大切なこと。




自死遺児は”自殺”に対する偏見や
自分自身のコンプレックスによって、

「語りたい、
 でも、語れない」

という矛盾した気持ちと常に闘っている。



びくびくしながら、
大きな荷物を背負ったまま、
生きている。




親の自殺を止められなかった

サインに気がついてあげられなかった


という苦しみは
きっと想像すらできないと思う。



私の友人が自殺でこの世を去ったとき、

彼の一番近くにいた女性が、

「私が彼を殺した」

と泣き続けた。

それは、私自身が恐怖を抱くほど、
つらく、悲しく、苦しいものであった。




自殺をする人を、

”弱い人”だと言うことがある。




人は誰しも死にたいくらい悲しいことや辛いことに
出会ったことが一度くらいあるのではないか。


その時に、

踏みとどまることができた人が 

”強い人”で、

できなかった人が

”弱い人”


そんなに簡単なものではないよね。





「人間は一人で生きていくことはできない、

 いや、生きてはいけないんだ」


とこの手記の中で綴られています。



「あなたは必要な人なのです」

と、

「だから、生きていかなければならないのです」

と、

自ら、自分自身に語りかけること、
そうしてほしいと思う。




社会構造を変えることや
意識を変えることで、

救えることもあれば、
やっぱり救えないこともある。




そんな中で、変えられることを見つけるには
私たちが自殺と原因と、残された者たちのことを
一生懸命考える必要があるんだ。



苦しいとき、「苦しい」と声を上げることができるように、

それを聞いてあげられる環境が整うように。



忘れる必要はない。


語りたくないならば、語らなくてもいい。



でも、語りたいのに語れないのは辛い。




過去があったから、今の自分がいる、
それを認めていいよ。


苦しみや悲しみに鈍感になることがいいことだとは思わない。

それは、喜びや幸せの感情にまで鈍感になることだと思うから。





一人じゃない。



取り留めのないレビューになりましたが、

彼らが語ったように、
発信することで変わることはたくさんある。

少なくとも、Emotionalな変化、
そこからつながる人の強さで、
大きな力へと変わっていくのだろう。


文章で訴えることの難しさを
ひしひしと感じます・・・。



だけど、誰かがやらなくてはならないこと。

変わらなきゃいけないこと。







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【Books -きっとよくなる!-】

今日は自己啓発です。



『きっとよくなる!』

  本田 健(サンマーク出版 2005年)









本田 健

神戸生まれ。
経営コンサルティング会社、会計事務所、
ベンチャーキャピタル会社など、複数の会社を経営する「お金の専門家」。
独自の経営アドバイスで多くのベンチャービジネスの成功者を育てる。

娘の誕生をきっかけに、「セミリタイア生活」に入り、
子育てのかたわら「お金と幸せ」に関する講演、
カウンセリング、セミナーなどを不定期に行っている。

2001年に無料で配布した小冊子
「幸せな小金持ちへの8つのステップ」が話題を呼び、
世界中で100万人に読まれている。

2005年より、アメリカ在住。





[内容紹介]

読む度に軽いタッチで書かれた文章の奥に広がっていく
深い世界に気づかされる本です。

おそらく何度も読み返すたびに、
無理なくあなたの人生はよい方向へと変わっていくでしょう。

新しい時代、幸せに豊かさとつながる自分の生き方を見つけましょう。
この2冊は、そんな冒険に旅立つあなたへの
強力なガイドになってくれるでしょう。




−−−−

わくわくしながら人生を送ること。

楽しみながら人生を送ること。



人生には楽しいこともあるけど、

もう生きていくことを投げ出したいくらい
辛いことや悲しいこともやってくるよね・・・。




「ポジティブに考えよう」

「前向きにいこう」

って、

わかってるけど難しかったりしますか?





私の人生を大きく変えたのは
前職を退職する直前から、留学したときだと思います。



20年以上付き合ってきた私自身。


考え方や性格なんて簡単には変わらない。




一生懸命でした。



今までの考え方を変える、

無理矢理にでも違う方法を考える、


努力をしたと思います。




この本は、毎日をわくわくしあわせに過ごすヒントがたくさん詰まっています。


私の転機になったあの時期、
私を助けてくれた女性がいます。

その方と同じことを言っていたのです。


私は、心が温かくなると同時に、
あの時の辛かった記憶もよみがえりました。


でもね、過ぎ去ってみれば、
今のしあわせにつながるだたの通過地点だったと思えるのです。


ちゃんと、
そう思えるのです。


誰も、何も、心配する必要はないんだよ。

−−−−

一部紹介。




『喜び上手になる』


 人を大切にしたり、心から喜ぶという生き方が楽しいし、
 幸せだと思っているからです。

 喜びを素直に表現できると、
 知らないうちに幸せがまわりの人に広がっていきます。





『自分の痛みを感じ尽くす』

 自分の中にある痛みを感じなくすると、
 喜びにも鈍感になってしまいます。

 感じる心は、人生でも一番大切なものです。

 痛みを感じ尽くすと、その分だけ自分の中の「愛情」が
 どんどん増えていきます。



『見知らぬ人に幸せを譲る』

 「パパが当ててあげるからね!」と意気込んだものの、
 くじには見事はずれてしまいました。

 「パパ、がんばってくれてありがとう」
 と娘はやさしい言葉をかけてくれました。

 また、娘は
 「パパ、でもよかったね。当たらなくって」
 とおもしろいことをいうのです。

 「だって、私が当たらなかったってことは、
 今度は他の子が当たるってことでしょ?
 じゃ、その子はうれしいよね!」






−−−−



視点を変えると見えてくることがあります。

見なくていいものは見なくてもいいし、
見えないものは探さなきゃいけないかもしれません。


時間が経ったときに残るのは思い出。

地位でも名誉でもお金でもない、
たった一つの思い出だけ。


未来を信じてみよう!






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【Books -救える「いのち」のために-】

今日は医療(政治)です。



『日本のがん医療への提言
      救える「いのち」のために』

  山本 孝史(朝日新聞社 2008年)








山本孝史
(1949年7月7日 - 2007年12月22日 享年58歳)
政治家。

立命館大学在学中から交通遺児救済のボランティア活動に参加し、
卒業後に財団法人交通遺児育英会に就職。
1990年より同会事務局長を務めた。

1993年7月18日の第40回衆議院議員総選挙で
日本新党公認で初当選。
8月党役員人事で山田宏立法調整委員長(国会対策委員長)の下で
立法調整副委員長に就任した。

衆議院議員を2期務めた後に参議院に転出。
2001年7月29日の第19回参議院議員通常選挙で
大阪府選挙区から立候補し、
日本共産党の前職山下芳生議員を8,249票差の僅差で破り、
民主党として同選挙区初の当選を果たした。

2005年9月26日参議院財政金融委員長に就任するも、
12月に検診を受けて胸腺癌に侵されていることがわかり、
2006年1月25日同委員長の職を辞した。

2006年5月22日の参議院本会議で
がんに罹患していることを公表、
がん対策基本法案の早期成立を訴えた。

2007年7月29日の第21回参議院議員通常選挙は病状を理由に
選挙区からの出馬は困難として、比例区へ転出。
比例区で民主党が圧勝したこともあり再選した
(得票数67,612票)。

議員の職責を全うする事が困難である事が
明白であるのにも関わらず引退しなかった事に
一部から批判が出た。

2007年12月22日午後11時50分、
胸腺がんのため、都内の病院で死去。
享年59(満58歳没)。

2008年1月12日天満別院(大阪市)で告別式が行われ、
小沢一郎代表、菅直人代表代行、
鳩山由紀夫幹事長といった民主党幹部、
江田五月参議院議長、平松邦夫大阪市長らが参列し、
小沢は弔辞で
「山本氏は格差を放置拡大してきた昨今の政治に
 真っ正面から戦い続けて生きた」
「がんに侵されながら、不屈の精神で法の成立に心血を注がれた。
 参議院での代表質問は、憲政の歴史に深く刻まれるだろう。
 代表として本当に誇りに思う」などと述べた[1]。

1月23日には山本と共にがん対策基本法や
自殺対策基本法成立に向け、
与野党の垣根を越えて共闘した過程や、
国会論戦を通じて親交のあった、
元厚生労働大臣自由民主党の尾辻秀久議員が
参議院本会議場にて追悼演説を行った。

その中で山本が自らの病を告白し、
がん対策基本法の早期成立を訴えた2
006年5月の参議院本会議での代表質問を引用し、

「すべての人の魂を揺さぶった。
 今、その光景を思い浮かべ、万感胸に迫るものがある。
 あなたは社会保障の良心だった」

「自民党にとって最も手ごわい政策論争の相手だった」
とたたえ、

「先生、きょうは外は雪です。寒くありませんか」
と呼びかけた。


 
target="_blank">−Wikipediaより−

 






[内容紹介]

国会の本会議で、自らがん患者で余命短いことを告白、
がん対策基本法の制定を訴えた民主党議員・山本孝史による
執念のメッセージ。

抗がん剤、終末期医療、在宅治療、がん検診、たばこ対策など、
自らの治療体験をもとにがん医療の理想像を提言。

薬害エイズと闘う参議院議員・川田龍平さんとの対談も収録。






−−−−


私が山本議員を知ったのは、
すでに癌に侵されていることを発表した後でした。


それから、彼が”いのち”のための政治家として、
どんな活動をしてきたのかをおぼろげに知っていきました。





彼がまとめたこの本、


タイトルの

”救える”いのちのために


この言葉に彼の想いが詰まっていると言っても過言ではありません。





”救うことのできる”いのち。




医療が発展しても、

どんなにいい病院ができても、


いい医者がいても、

いい機械があっても、



政治の壁であきらめる人がいる。



いのちの灯を消す人がいる。






政治家という立場と、
患者という立場から、


自分にできることは全てやろうとした、
山本議員の想いです。




私の仕事の9割はオンコロジー(癌領域)です。

それでも、知らないことが多かった。


何のための法案か、

誰のための法案か、


本当に患者のためになる国を、
作るために闘った人。


まさしく、
日本のがん医療への提言です・・・。





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【Books -救命センター当直日誌-】

今日は救命医療です。



『救命センター当直日誌』

    (集英社 2004年)









浜辺 祐一

1957年兵庫県生。

1981年東京大学医学部卒。
東大病院救急部を経て国立水戸病院外科に勤務。
1985年救命救急センター開設と同時に、都立墨東病院へ。
現在、救命救急センター部長。
専門は救急、外傷外科。

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)








[内容紹介]

東京下町の救命救急センター。
運ばれてくるのは、酔っぱらい、自殺未遂、
クモ膜下出血、交通事故などで生死の際の患者たち―。

最先端の医療現場では、救命だけが仕事ではない。

助かる見込みのない患者を、
いかにその人らしく安らかに逝かせてあげるか、
それもセンターの医者の役割なのだ。

危機に瀕した患者をめぐる医療の建前と
現実を知り尽くした医者が描く、
緊迫のヒューマン・ドキュメント。






−−−−


私はこの浜辺先生の書かれる本が好きで、
何冊か読んでいます。


↓以下レビューです。
『救命センターからの手紙』

『こちら救命センター』→読んでほしい!




この本は、今にも命が消えようとしている患者さん、

もう助けられない患者さんを
いかにその人らしく旅立たせようとするか、

最期のあり方について考えさせられる1冊になっています。



家族の望みと、
医師がやるべきこと。




さらに、病気のことについても詳しく述べられており、

「言葉は聞いたことあるんだけど・・・」

という病気について理解が深まったかな・・。




緊迫のドラマをみているような、
そんな1冊です・・・。

でもこれが現実・・。




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【★読んでほしい★Books -こちら救命センター-】

今日は救命医療です。



『こちら救命センター』

    (集英社文庫 1992年)







浜辺 祐一

1957年兵庫県生。

1981年東京大学医学部卒。
東大病院救急部を経て国立水戸病院外科に勤務。
1985年救命救急センター開設と同時に、都立墨東病院へ。
現在、救命救急センター部長。
専門は救急、外傷外科。

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)








[内容紹介]

「ハイ、救命センターの当直です」
「24歳の女性なんですが、眠剤を多量に飲んで意識がないんです」
「わかりました。すぐ搬送してください」
消防署からの依頼である。

救命救急センターの電話は、途切れることがない。
死ぬか生きるか24時間態勢で取り組む救命救急センターの若き青年医師と、
看護婦、そして患者が織りなす、心温まるドキュメンタリー。




[目次]

 卒業
 再発
 心臓神経症
 病理検査
 外妊
 肝転移
 呼吸困難
 配置転換
 自殺
 暴走族
 子供の日
 処置婦
 贈る言葉
 休憩室
 ヒステリー
 わがまま
 本心
 堂々巡り
 ボケ
 溜息
 予感〔ほか〕






−−−−

先日読んだ浜辺先生の著書『救命センターからの手紙』
が良かったので、浜辺先生の他の著作を数冊購入しました。



『救命センターからの手紙』レビューはこちら





この本、

私は救命センターの出来事の記録というよりも、
医師として、看護師として、

そして、そればかりでなく、

人間としての生き方を説いているような気がしました。





もしかしたら、そんな風に感じる人は
とても少ないのかもしれません。


生と死の現場にいるからこそ、
人間の本質や、純粋さや素直さを、
このようにあらわすことが出来たのではないでしょうか。



−−−−

「生命とは、そのまわりの世界から膜一枚隔ててつくられた一つの場にすぎず、

 その場は、そのまわりの世界にとっては何の価値も意味もないのである。

 ただその閉ざされた空間は、たとえ価値や意味がなくとも、

 維持しつづけようとする欲望、すなわち『生きたい』という欲求を

 内に秘めているものだ。

 つまり君たちの人生には、もともと何の意味も価値も与えられてはいない。

 それに意味や価値を与えるのは君たち自身であり、君たち自身が
 
 『生きたい』と欲求すること、

 それが自分自身が生きている証拠に他ならない」


               (p14 ”卒業”より)




意味のない人生や価値のない人生を送ることが、
どれだけむなしいものなのか、

けれど、意味も価値も自分自身の中からしか湧き上がらず、
それが出来るのは他の誰でもなく、
自分なのだということを、思い知らされます。



−−−−


「死にゆく人々の心の動きはさまざまなんだ。

 決して十把ひとからげにできるはずがない」

「・・・・・・」

「・・・その場に自分がいるということで、自分が
 
 彼の死にたずさわっているということで、

 その場に何らかの違いを生み出しているかどうかということなんだ」

             
                (p22 ”再発”より)




自分にしか出来ないこと、
それを見つけることはそんなに難しいことではないかもしれない。

自分が素直に、まっすぐに生きていれば、
そこにいる自分は何者でもなく、”自分”である。




−−−−

「確かなことは、どういうわけかわからないけど、

 自分のおかれている立場が、それ以外の何ものでもない、

 今の立場しかないということだ。

 そこから出発するしかないということだ」


          (p62 ”配置転換”より)




私は、この言葉にとても勇気付けられました。

それは、ただ流されるのではなく、
その、私が今、置かれている状況は、
出発地点で、逃げることはできないということ。


自分の足で、出発するしかないということ。





−−−−

「医者が人を救うのではない。

 よくなっていく患者は患者自身でよくなっていくのである。

 医者や看護婦はその手助けをしているにしか過ぎない。

 患者がよくなっていくように環境を整えているに過ぎない。

 そして誤解を恐れずに言うなら、

 そうしたことは医者や看護婦の仕事の中では些細なことだろう」

           (p80 ”スーパーマン”より)




私はUKにいるときからカウンセリングの勉強をして、
自分自身も精神的に参った時期があって、
身近に大好きな人がずっと精神科にかかっていて、

がむしゃらに勉強してカウンセラーの資格はとったけど、

結局私に出来ることは、
その人の痛みをわかってあげること。
心の奥に隠している傷を自分のものとして引き寄せてあげること。

最終的に行動を起こすのは患者自身で、
誰も変わってあげることはできないから。

その人が安らげる場をつくり、、
”生きたい”という気持ち、
”がんばりたい”という気持ちを
応援する、見守る立場ではありたい。

いつも。


−−−−

「力ずくで教え込んだものは残らないけど、
 
 自分でつかんでいったものは最後まで残るだろうからね」

            (p97 ”理不尽”より)




『教育』とはそんなもの。
無理に与えるものではない。

好きと好奇心があればよい。
それを見つけられる環境を提供するだけでよいのだ。


−−−−

「生身の人間の傍らにいることの出来る条件、

 それはいつも自分らしく、
 生き生きとしていることだけだから。

 周りの人間に、自分らしさを生き生きと表現すればするほど、
 より多くのものが与えられ、
 より豊かなものを得ることができるのだから」


            (p112 ”贈る言葉”より)






この言葉は、今の私にも、すごく感じた言葉です。

社会人3年目の頃は
プライドは高く、けれどいつもプレッシャーで
押しつぶされそうだった。


「自分らしく」なんて泣き言を言うようなものだった。

そう思っていた。


でも、
自分に与えられる環境がすべて意味のあるもので、
それは自分を作る場所ではないと分かったとき、
生きることが楽になった気がする。



−−−−

「自分を大事に出来ない人間が、
 
 何で人のことを大事に思えるんだ!」


         (p198 ”母親”より)



「私はどうなってもいい」
という気持ちは、
美しいようでいて、思いやりにあふれているようで、
全く逆の意味を持つ。

あなたが愛する人はそれでしあわせ?


自分のしあわせと、大切な人のしあわせと、

時に矛盾するかもしれない。

けれど、その葛藤はしあわせの葛藤だと思う。



−−−−

「大事なことは、
 君が、いかに正しいことを話したかということではなくて、

 君のその説明を、家族がどう理解したか、
 ということなんだ」

            (p168 ”マニュアル”)




「伝わらない気持ち」はないものとおんなじ。

それと同じで、違う理解をされてしまったことは、
ないものと同じ。

それは不幸だ。

人間はいつも、”わかり合いたい”と思う。

悲しいけれど、
伝わらない気持ちの方が多いのかもしれない。




−−−−

「からだは正直である。

 頭でどんなにごまかしてみても、
 本当の気持ちは、からだが一番よく知っているものである。」


「・・・・・・怪我や病気にならないと
 自分の本当の気持ちに気がつかないなんて」


            (p181 ”悪心”より)



”大切なものは目には見えない”
って言うように、

本当に大切なものは、
なくなりそうになって気がついたり、
なくなって気がついたり・・・。

そんなのさびしい・・・。




−−−−

「おもしろいものだ。

 相談するとは言っても、
 人は他人の意見に従うことはない。

 自分ですでに結論を持っているから相談する。


 ・・・・・・

 そして結論を、ではなく、安心を手に入れるにすぎない。

 でも忘れないで欲しい。

 その結論を出したのは他の誰でもない、
 自分自身なのだということを、
 責任はすべて自分が負わなければならないということを。

 だって、自分の人生は自分が決めるのだから」


            (p198 ”五月の風”より)





自分で決めた道で、
精一杯輝けるように努力をする。

人生に責任を持つ。

あなたが選んだ道に、
間違いは決してないから!



−−−−

「本当は見える筈なのに、

 我々は見ようとしていないのかも知れない」


         (p298 ”今年こそは”より)





小さな変化を、
敏感に感じ取れる人間になりたい。

季節の移り変わりも、
変わりない日常も、

誰かのしあわせと、
わたしのしあわせが、

満ち溢れているのだということを、

日々感じていたい・・・。






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【Books -ヒラリーとライス-】

今日は新書です。



『ヒラリーとライス
    アメリカを動かす女たちの素顔』

    (PHP新書 2006年)









岸本 裕紀子

1953年東京都生まれ。
エッセイスト。

慶應義塾大学法学部卒業後、
集英社『non‐no』編集部に勤務。

その後渡米し、1984〜89年までニューヨークに滞在。
ニューヨーク大学行政大学院修士課程修了。

女性の人生を扱うエッセイの他に、
政治・社会評論も手がける。

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)








[内容紹介]

次代のアメリカを担う二人の女性
―コンドリーザ・ライス国務長官と
ヒラリー・ロダム・クリントン上院議員。

ともの初の女性大統領候補となる可能性も
ささやかれている。
しかし、その知名度に反して、
素顔は意外に知られていない。

生い立ち、人間関係の築き方、
ファッション、仕事や自己PRのスタイル、
政治信条と業績…。

働く女性の立場を理解する著者ならではの視点で
二人を徹底比較、その魅力に迫る。

タイプの異なる生き方を通して、
女性のキャリア構築や
アメリカという国のあり方までもが見えてくる好著。



[目次]

第1部 ヒラリーとライスは男性たちとどう付き合っているのか
    (キャリアの特徴人との関係の作り方、
      キーパースンとの関わり方)

第2部 ヒラリーとライスの生い立ち
    (コンドリーザ・ライス
      ヒラリー・ロダム・クリントン)

第3部 ヒラリーとライスを女性たちはどう見ているのか
    (スタイルを知る、共通点もあるのだ
      外見に大注目、女たちの眼は優しいか?)

第4部 ヒラリーとライスの政治信条と業績
    (政治家としての仕事)







−−−−

ライスさんもヒラリーさんも、
私にとってはとても魅力的な女性。



”キャリアウーマン”

というよりも、


”自分を持っている”


という方がしっくりくる。




そんな世界を代表する女性2人のことを書いた本を見つけて、
手にとってみた。






著者はエッセイストです。
学者ではありません。


amazonのレビューでは、


「単にライスとヒラリーの自伝をまとめただけで、
 大学生のレポート以下!」


なーんて厳しいものもありますが、

私は、まとめたものを読めること、
わざわざ長い自伝を読まずとも、
一番気になるところを、

さらに、”比較”しながら読めることに
新書720円の価値以上のものを感じますがね・・・。





ヒラリーとライスの生い立ちや、
キャリアパスを対比させながらまとめ、


例えば、ライスの場合、

飛び級を繰り返し、15歳で大学に入学、
26歳で博士過程を終了、
38歳でスタンフォード大学の教授になっている。
まさしく、最短距離のキャリアだ。


一方ヒラリーは、回り道をしながらであるが、
与えられた環境で経験を積んで大きくなっている。




著者は正反対の2人を、

ライスはプラチナで出来た精密機械

ヒラリーは高性能のブルドーザー


と表現したところがおもしろい。




2人の政治思想などは、ほとんど述べられておらず、
確かに、もの足りない点もあるかもしれないが、

2人を知るきっかけ、入門書としては
非常に面白い本であると思う。





自分はどちらに近いかな?


なんて恐れ多いことを考えながら読むのも楽しい。


ちなみに、私はライスに憧れるヒラリーといったところかな。






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【Books -救命センターからの手紙-】

今日は救命医療です。



『救命センターからの手紙』

    (集英社 1998年)
    (集英社文庫 2001年)








浜辺 祐一

1957年兵庫県生。

1981年東京大学医学部卒。
東大病院救急部を経て国立水戸病院外科に勤務。
1985年救命救急センター開設と同時に、都立墨東病院へ。
現在、救命救急センター部長。
専門は救急、外傷外科。

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)








[内容紹介]

突発的な事故や病気で命の危険にさらされた人間を救うべく
登場した救命救急センター。
だが、収容された患者の死亡率が、
3割を超えるという厳しい現実がある。
医療の最前線であるために、
人生の表も裏もきれいごとも本音も、
鮮やかに浮かび上がらせる病院。
24時間態勢の救急医療の現場で
医者と患者が織りなす生と死のドラマ。

「こちら救命センター」に続く待望の第二弾!
日本エッセイスト・クラブ賞受賞。





−−−−

最近ちょっと頭痛に悩まされていて、
友人ドクターに相談したら、

すごく親身に症状を聞いてくれて、
なんだかそれだけでも安心しました。

具合が悪い時って、
ほんとに、ちょっとしたことでもうれしい。

優しい気持ちがうれしかったです。


ありがとう。



その流れで、

「今ね、”救命医療”に関する本を本を読んでるの」

と言ってみた。





彼は、

「もしかして、浜辺先生の本?」

って。





まさしく!
実は彼は救命にいて、
救命を志そうとしていた人。
(今は違う分野で活躍中だけどね)

浜辺先生のもとで学んでいたというからびっくりしました。



彼から、浜辺先生の人となりを聞きつつ、
この本を読み進めて行きました。



−−−−


「止まった心臓を動かすことなんて今では朝飯前。

 でも、その心臓を動かし続けることは非常に難しいのだ」



医療の最前線であり、

1秒を争う患者、
時にはすでに息のない患者(一昔前は死亡として扱われたであろう)、
人間としての原型のないような患者、

そんな患者を、

文字通り救命(=命を救う)するためにある場所。




ここで起こる日常は、
 −もちろん私たちにとっては非日常−
命を救うという命題にだけ立ち向かう、
流れ作業的な日常で、
到底踏み込むことのできない場所。





時に葛藤・・・

「医療というものの目的が、
 
 患者やその家族の苦しみを、
 少しでも和らげるということにあるのだとしたら、
 
 救命されたがゆえに植物状態になってしまったような場合、

 どう考えればいいのか!」





救命が抱える告知の残酷さ・・・


癌の告知ならば、

告知したことによって、
痛みを取り除く、和らげてあげることができる。


救命の場合に、
四肢麻痺を告知することは、
医者らしいことが何もできなくなった、
鬼になることかもしれないと、
残酷な現実は、患者だけでなく、
医師にもつきまとう。





”批判覚悟”で書かれる、現実に、
目を背けたくなることもあります。


けれど、そんなむなしさの中に、
流されてはいけないという強さを感じます。





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【Books -サブプライム問題とは何か-】

これは、絶対に理解しておくべき!



『サブプライム問題とは何か
     アメリカ帝国の終焉』

   春山 昇華 (宝島社新書 2007年)







春山 昇華

1978年京都大学法学部卒。
1984年の円債・外債・為替の投資経験を端緒にして、
1987年からロンドンで世界中の株と債権を組み込んだ
国債分散投資に3年間従事。
オフショア登録ファンドでトップの成績を記録。
帰国後は、国内系、外資系の投資顧問会社などで
年金基金の運用に従事したのち、
投信の立ち上げと内外株式のCIOなど多彩な活躍。
現在は金融機関で株式運用業務に携わる。






[内容紹介]

今、新聞やテレビを連日のようににぎわせている「サブプライム」。
もともと、アメリカの低所得者向けの住宅ローンを指します。
それが「なぜ世界中で大問題になっているのか?」
「これは80年代に起こった日本の不動産バブル崩壊の二の舞になるのではないか?」
という疑問に関して、
30年以上市場に携わる現役の株式運用者が書き下ろしました。

著者は6年前からサブプライムについて資料を集め、
2年以上前からその問題について探っていた人物です。
著者はアメリカの不動産バブルが最高潮だった頃に、アメリカに飛び、
現地で知った生々しいエピソードも満載。
メディアにまだ登場していない情報も含め、
「サブプライム」の全容を知るのに最適な1冊です。


−−−−


サブプライム問題・・・


これは、理解しておかないまずいなあと思い、手に取りました。


思った以上にわかりやすかった。


「米国は日本のバブル崩壊をよく研究しており、
 米国では住宅バブルは起きない!」という話、
アメリカ人は信じて疑わなかった。


しかし、見ようとしなかった住宅ローンの暗い部分や、
様々なからくりの悪が露呈した形になったのが、
このサブプライム問題でしょう。



住宅だけではなく、ローンの仕組み、
銀行やブローカーの本来の目的と、名目の目的、
そこに隠された人々の欲が見えてきます。


著者は数年前からサブプライムに関する資料を集めており、
この問題によって、アメリカだけでなく、
世界を巻き込んだ株安が起きた2007年8月をきっかけに、
この本をまとめあげたそうです。

それにしては、本当によくまとまっています。

著者はいつか、こういうことが起こると予想していたようですね。

年次をおって、アメリカ住宅神話が崩壊していった経緯は、
資料をふんだんに用いて、
この問題をほとんど理解していなかった私のような読者にも
非常にやさしいつくりになっています。



この本、いいですよ。

”サブプライム”の意味さえわからない人もいるでしょう。

ぜひ読んでみてください!





※プライム=優良顧客
 サブプライム=(プライムではない人)一般にローンが組めない低所得者層



↓このへんも参考になりますよ♪

世界のニュース・トレンドより




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【Books -アインシュタイン150の言葉-】

今日は自己啓発です。


何度か書いているかもしれないけれど、

本当に!!

アインシュタインが大好きなんです。



『アインシュタイン150の言葉』

   ジェリー メイヤー;ジョン・P. ホームズ  (ディスカバー21 1997年)








[目次]

 わたし、そして、わたしのまわりの人について

 人生について

 哲学、そして、人間性について

 自然科学とその研究について

 倫理、道徳、宗教について

 学習、教育について

 政治、戦争、平和について

 ふたたび、わたし自身について



−−−−

大学1年生のときから、
何度も何度も繰り返し読んでいます。

当時は↑の装丁ではありませんでした。


私は昔の宇宙をイメージした装丁の方が好きです。






アインシュタインは誰もが知っているとおり、
20世紀を代表する最も優れた学者です。


彼が生きてきた人生は、
”天才”だからではなく、
”孤独”であり、”天才ではなかった”からこそ、
ここまで人々に愛される人間性として、
語り継がれているように思います。



やわらかく、温かい気持ちになれる言葉が詰まっています。


時に、厳しくも語ってくれます。



誰もが共感できる言葉が、

必ず一つは見つかると思います。



−−−−

「蝶はもぐらではない。

 でも、そのことを残念がる蝶はいないだろう」





「世界について最も理解できないことは、
 
 世界が理解できるということだ」




「好奇心は、それ自体に存在理由があります。

 永遠や人生や実在の不思議な構造といった

 神秘についてよく考えてみるならば、

 畏敬の念をもたずにはいられないでしょう。

 毎日、この神秘を少し理解しようとするだけで十分です」





「人間にとって最も大切な努力は、

 自分の行動の中に道徳を追求していくことです。

 わたしたちの内面的なバランス、そして、存在そのものが、

 そのことにかかっています。

 行動に現れる道徳だけが、

 人生に美と品位をもたらします」





「観察したり、理解したりする喜びは、

 自然からの最大の贈りものだ」





「寛容であるということは、

 他者の気持ちに無関心でいることではありません。

 そこには理解と共感がなければなりません。

 最も大切なのは、個人に対する、社会や国家の寛容さです」





「昨日は偶像視され、今日は憎まれ、唾を吐かれ、

 明日には忘れ去られ、明後日には聖人に列せられる。

 唯一の救いは、ユーモアのセンスだけだ。

 これは、呼吸を続ける限りはなくさないようにしよう」

 


−−−−


何か、感じる言葉がありましたか?







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【Books -英語屋さん-】

今日は新書(ビジネス)です。



『英語屋さん
  −ソニー創業者・井深大に仕えた四年半』

      浦出義文 (集英社新書 2000年)









浦出義文

1961年、北海道出身。

1984年、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。
ソニーで創業者井深大氏の通訳・翻訳担当(4年半)のほか、
物流、海外広告・宣伝、英会話教材企画、
国内・海外営業等の業務を足かけ10年にわたり経験。

1993年にフリーランスの産業翻訳者として独立。







[内容紹介]

ソニーの平凡な一社員にすぎなかった著者は突然、
会社創業者である井深大氏の
「英語屋」=通訳兼カバン持ちに任命される。
だが帰国子女でもなければ留学経験さえない著者は、
海外の超一流のVIPを相手に自己流の英語術で奮闘する羽目に。

井深氏の持論である幼児教育論や東洋医学の
やたら難しい専門用語に冷や汗をかいたり、
創業者らしい“格調高い”英語のスピーチの原稿を書き上げるのに
四苦八苦したり…。

本書はそのような著者の四年半にわたる経験を、
井深氏およびその周辺の人々とのエピソードや、
そこでつちかった英語力育成のノウハウを交えながら書き綴ったものである。





タイトルから、英語のノウハウ本かなーと思い、
手に取りました。


しかし、おそらく8割方そうだと思うのですが、
裏切られます・・・。


私にとっては良い裏切りでしたよ。


英語のお勉強はしたいけど、
ノウハウ本はそう何冊もいらないので、
そこへの期待はありません。



この本はソニー創業者である井深氏に仕えた著者からみた
伝記のようなものですね。

世界企業のトップがどういうもので、
その思想やカリスマ性を垣間見ることができます。

ところどころに通訳としての目線で
英語について書かれていますが、
井深氏のことに付随す